令和3年12月定例会 一般質問
2021,11,02(木)
皆さん、こんにちは。市民クラブの船木正博です。今日最後の登壇となります。傍聴席の皆様には市政に関心を持っていただき誠にありがとうございます。
昨年から毎回冒頭でコロナ禍のお話をしてきましたが、ワクチン接種に伴う影響か最近はコロナ感染者は激減してきている所であります。しかし、新変異株オミクロン株が発生、欧州などで拡大し、第6波も懸念されるところでもあります。これからどのような推移を辿るのか未知数でありますが、このまま減少していってもらいたいものであります。これからはウイズコロナを見据えた対策、行動が必要でしょう。
疲弊した経済状況をどう盛り上げていくのか、観光に代表される男鹿市の産業をどう盛り上げていくのか、その対策が問われるところであります。今回はそういった観点を含めた質問となります。
それでは、通告に基づき順次、質問してまいります。
グローバル化が急速に進展する中で、出入国管理法改正によって、外国人労働者の受け入れが進んでおり、在住外国人との共生に向けた体制整備がますます重要になってくると思われます。また、留学生や以前から日本に定住している在住外国人もたくさんいます。インバウンドで訪れる観光客もいるでしょう。そういった方たちへのフォローも大切です。社会とのつながりが薄く悩んでいる人もいると思います。特に今はコロナ禍でもあり、孤立している人もいるとも考えられます。在住外国人に対する情報提供機能や生活相談等の充実を図ることが必要ではないでしょうか。
民間、及び、公益財団法人として、地域に暮らす在日外国人と日本人の交流のために設立された組織として国際交流協会があります。多様な文化や価値観を受け入れて主体的に活動できるような地域づくりを目指して、国際交流・国際協力活動の普及啓発、活動の支援や場の提供等を行っております。文化や歴史的な背景、価値観を異にする人々との交流は、私たちの視野を広げ、多様性を理解し、グローバル社会を生きぬく力を育みます。コロナ禍という未曽有の困難の中でもその理念は薄れることはありません。本市としても国際交流及び多文化共生社会づくりに向けた取り組みが必要ではないでしょうか。本市の国際交流に向けた政策、及び考え方を伺います。
そこで、以下の質問です。
1,
国際交流に向けた市の取り組みは。
@本市では国際交流について何か取り組んでいることはあるか。
A国際交流について市民への啓発、及び、情報発信が必要ではないか。
B国際交流施策をどのような推進体制で取り組むのか。
C他の自治体では、国際交流の専門部署を設置しているところがある。本市でも専門部署の設置を考えられないか。
2,外国出身者へのフォローはどうなっている。
@市内在住外国人への支援や指導、アドバイス等はしているのか。
A在住外国人に対する情報提供機能や生活相談等の部署、及び、システムはあるのか。
B市内在住外国人への補助制度はあるのか。
3,市内在住の外国出身者について。
@人数や滞在状況、定住、及び生活状況等の実態把握はされているか。
A外国出身者への連絡方法はどうなっている。
4,国際交流団体との交流実績と関わり方の方針は。
以上、これらについてお答え願います。
次に、第2問目は、「寒風山の現状と振興策について」の質問です。
市長は今、寒風山観光に力を入れて取り組んでいるようです。「広報おが」の市長だよりにも載っていました。私からも少し提言や感想を述べさせてもらいたいと思います。
かつて寒風山は観光客で賑わい男鹿観光の目玉でもあった。休日には観光客が溢れ、売店には男鹿小唄が流れ、活気を呈していた。以前はレストランを兼ねた売店が数軒あったが、今は回転展望台と、下の駐車場に一軒、細々と営業しているだけで、あとは閉店している。
また、過去には寒風山祭り、たいまつアート、花火などイベントも開催されていた。それがいつの頃からか人影もまばらとなり観光地としての活気はなくなり衰退している。その原因は何なのか、それに至るまでの何かしらの原因があるだろう。社会的状況の変化、交通網の整備状況、旅行形態の多様化と観光客の志向的変化、現地の盛り上り等、いくつか挙げられると思うが、それらが重なっての結果であろうと思われる。
原因は何なのか、今後の対策としては何が考えられるのか。原因を把握し、今後の対策を考えるべきだと思う。活性化を図るうえでの有効的な取り組み方が必要とも考える。また、道路整備等のハード面、あるいは景観等の整備、イメージアップのためのアプローチも必要であろう。
今後、市として寒風山の復興を図るうえでどんな手法で取り組み、活性化を図っていくのか、その手法と考え方は如何に、男鹿の観光地として寒風山をどのような位置づけで持って行くのか、寒風山の現状と、それに対する取り組み方、将来構想も含めてお聞きする。
そこで以下の質問となります。
1,寒風山の現状をどう捉え、その衰退の原因はなにか。(環境、観光客の動向を含めて)
2,今後の対策としては何が考えられ、活性化を図るうえでの有効的な手段はあるか。
3,道路整備、景観等の整備、及び、イメージアップのためのアプローチも必要であろう。その計画はあるか。
4,男鹿の観光地として寒風山をどのような位置づけとし、その将来構想はあるか。
次に、質問の第3問目は、「令和4年度予算編成方針について」であります。
来年度も、引き続きウイズコロナ、ポストコロナを見据えた政策が必要と考えます。コロナで落ち込んだ経済対策も必要でしょう。疲弊した市内の経済状況をどう盛り上げていくのか、その対策も近々の課題であります。無駄を徹底排除しつつ、徹底的に事業の見直し、優先順位の見直し、選択と集中等、限られた財源を効率的に配分しなければならないと思います。歳出予算の徹底的な見直しによる財源確保も重要な鍵となるでしょう。また、健全な財政を堅持するためには避けて通ることの出来ない経常収支比率を引き下げる事が喫緊の課題であろうと考えます。財政構造上、依然として硬直化が進んでいるのではないかと懸念されます。事業を行うにもよっぽどの吟味が必要でしょう。なお一層慎重かつ効率的な財政運営が望まれるところであります。いずれにしても次年度も厳しい予算編成になると見込まれます。よって、現況を踏まえた斬新かつ抜本的な改革が必要と考えます。このように厳しい財政状況下にありますが、未来へ向けてさらに本市の魅力を高め市民生活の安定を図っていくことが行政の使命でありましょう。予算編成するにあたっては限られた財源の効率的な配分が求められます。市長はじめ、職員一人ひとりがより吟味して「税の有効活用」「前例踏襲からの脱却」「無駄の徹底排除」の意識を肝に銘じて予算編成するよう強く望むものであります。来年度の予算編成はいかにあるべきか、その予算編成の基本的な考え方と概要を伺います。
なお、今はまだ来年度予算編成に取り掛かっている最中で確定までは至っていないと思います。現時点で決まっていることと、策定状況、大方の方針を示していただきたいと思います。
そこで以下の質問になります。
1、新年度予算編成にあたっての基本的な考え方
2、予算総額の見込み、歳入、歳出の見通し
3、主なる重点施策と予算配分は
4、例年と違う点、目新しい点は
5、健全財政に向けての対策と財政目標、及び年次計画は
以上、大きく分けて3項目の質問でした。
これで、第一回目の質問を終わります。それぞれについて誠意あるご答弁をお願いします。